京商 V-One SⅡ
引用元画像:京商公式サイト
📋 基本情報
| メーカー | 京商(Kyosho) |
|---|---|
| 機種名 | V-One SⅡ(ブイワン エス・ツー) |
| シャーシ略称 | V-One SⅡ |
| 型番 | 31121(G'ZOX Mugan NSX) ※他に31122、31123、31124、31125、31126などボディバリエーションあり |
| 発売時期 | 2003年 |
| 価格 | 詳細不明 |
| 生産状況 | 生産終了 |
| カテゴリー | ラジコンカー(1/10スケール GPツーリングカー) |
| サブカテゴリー | GPツーリングカー(4WD ベルトドライブ) |
| シリーズ | PureTen V-Oneシリーズ |
📏 シャーシスペック
| スケール | 1/10 |
|---|---|
| フレーム | アルミプレートシャーシ |
| 駆動方式 | ベルトドライブ4WD |
| デフギヤ | ギヤデフ(前後) ※オイル粘度変更で調整可能、優れた耐久性 |
| ベアリング | フルベアリング仕様 |
| ドライブシャフト | ドッグボーン式 |
⚙️ 駆動系
| エンジン | 京商 GS15-R(.12-.15クラス)標準装備 ※リコイルスターター付属 |
|---|---|
| 燃料タンク | 詳細不明 |
| トランスミッション | シングルスピード |
| クラッチ | 遠心クラッチ |
🔧 サスペンション
| 形式 | 4輪ダブルウィッシュボーン独立懸架 ※フル調整可能 |
|---|---|
| ダンパー | コイルスプリング付きオイルダンパー×4本 ※異なるスプリングレートのオプションスプリング対応 |
| 調整機能 | レースコンディションに合わせて簡単にセッティング・調整が可能 |
💡 特徴
V-One Sの進化版
- 2003年にリリースされた、V-One Sの改良版モデル
- 初代V-One Sの設計思想を継承しつつ、耐久性とメンテナンス性を向上
- レースで実績のあるシャーシ構成
京商の実績あるベルトドライブ4WDシステム
- 低グリップ路面でも安定した操縦性を発揮
- ベルトドライブによる低重心設計と回転マス低減
- ドライバーフレンドリーなコントロール性能
フル調整可能なサスペンション
- 前後サスペンションが完全調整可能でレースバトルに対応
- 異なるスプリングレートのオプションスプリングも利用可能
- レースコンディションに合わせて簡単にセッティング可能
優れた耐久性を誇るギヤデフ
- ギヤデフは優れた耐久性を発揮
- オイルタイプを変更することで調整可能
多彩なボディバリエーション
- G'ZOX Mugan NSX(31121)
- ESSO Ultraflo Supra(31122)
- Nismo Fairlady 350Z(31123)
- Alfa 156 GTA Super 2000(31124)
- CLK DTM 2002 AMG Mercedes(31125)
- Plus e Taisan Advan(31126)
🔧 ぽすとそに工房での修理実績
修理難易度
★★★★★(非常に困難)
情報の少なさと、パーツ供給が極端に少ないため、修理が非常に困難です。
よくある故障・注意点
- ベルトの伸び・摩耗:ベルトドライブ方式のため、ベルトの定期的な点検・交換が必要
- ベルトテンショナーの劣化:張り具合が緩むと駆動効率が低下
- ギヤデフのオイル漏れ:Oリングの劣化によるオイル漏れ
- ドッグボーンドライブシャフトの摩耗:ジョイント部分の定期的なグリスアップが必要
- オイルダンパーのオイル漏れ:Oリングシールの劣化によるオイル漏れ
- ダンパーシャフトの傷:ダンパーシャフトに傷があるとオイル漏れの原因に
- エンジンのメンテナンス:GS15-Rエンジンの定期的な清掃・調整が必要
- パーツ入手困難:生産終了により、特にベルト類やギヤデフ関連のパーツが入手困難
修理のポイント
- ベルトの張り具合チェック:定期的にベルトの張り具合をチェック(中央部を押して5mm程度の沈み込みが理想)
- ベルトテンショナーの調整:ベルトが緩んだらテンショナーで調整、ベルトが摩耗している場合は早めに交換
- ドライブプーリーの点検:プーリーの歯が摩耗していないか確認、歯が丸くなっている場合は交換
- ギヤデフのオイル交換:走行特性に合わせてデフオイルの粘度を変更可能
- オイルダンパーのメンテナンス:Oリングシールを定期的に交換、ダンパーシャフトに傷がないか確認
- ボールジョイントの点検:ボールコネクターが緩んでいないか確認、緩んでいる場合は交換(レース前に必ずチェック)
- フルベアリングの清掃:ベアリングにゴミや砂が入り込むと摩耗が進むため、定期的に清掃・グリスアップ
- ドライブシャフトの点検:スチール製シャフトは摩耗・曲がりやすいため、可能であればチタン製に交換推奨
その他の特徴
- 京商カップ(KYOSHO CUP)で使用可能な公式レース車両
- V-One S、V-One SIII、V-One RRRなどと一部パーツ互換性あり
- V-ONE R4 Evo.2のオプションパーツが一部流用可能
- 現在はパーツ供給が極端に少ないため、修理には中古パーツの活用や代替パーツの検討が必要
- 耐久性と操縦性を兼ね備えたシャーシで、レースで多数の実績あり
- ビギナーからエキスパートまで対応可能な幅広い適性