京商 スーパーテンGP 4WD
引用元画像:京商公式サイト
📋 基本情報
| メーカー | 京商(Kyosho) |
|---|---|
| 機種名 | スーパーテンGP 4WD(Super Ten GP 4WD) |
| シャーシ略称 | スーパーテンGP 4WD |
| 型番 | 詳細不明 |
| 発売時期 | 1995年 |
| 価格 | 詳細不明 |
| 生産状況 | 生産終了 |
| カテゴリー | ラジコンカー(1/10スケール GPツーリングカー) |
| サブカテゴリー | GPツーリングカー(4WD シャフトドライブ) |
| シリーズ | スーパーテンシリーズ(1995年~) |
📏 シャーシスペック
| 全幅 | 230mm |
|---|---|
| ホイールベース | 280mm |
| メインシャーシ | アルミ製(放熱性向上) |
| アッパーデッキ | アルミ製(放熱性向上) |
| 燃料タンク | 75cc |
| 全備重量 | 詳細不明 |
⚙️ 駆動系
| 駆動方式 | シャフトドライブ4WD |
|---|---|
| トランスミッション | シングルスピード(2スピードミッションはオプション) |
| 2スピードミッション | オプション装備可能(前進2速化、さらなる高速化が可能) |
| エンジン | OS 10FP-B(K)(標準装備) ※チューニングで12や15エンジンに換装が定番 |
| マフラー | 標準マフラー(チューンドマフラーに換装可能) |
| スターター | リコイルスターター(はめ込み式、ラフに扱うとスターター本体が外れることも) |
| チョークポンプ | 標準装備 |
🔧 サスペンション
| フロントサスペンション | 上下Aアーム ダブルウィッシュボーン独立懸架 ※当時のハチイチレーシングのようなナックル採用、タイヤを外すことなくキャンバー角変更可能 |
|---|---|
| リアサスペンション | ロアAアーム+アッパーHアーム ダブルウィッシュボーン独立懸架 |
| ダンパー | オイルダンパー(詳細不明) |
💡 特徴
当時のGPブームを牽引したシリーズ
- 1995年発売、京商のスーパーテンシリーズとして登場
- 当時はチューニングしたGPがEPより速かった時代
- 最高速度は約70km/h(オプション2スピードミッション装備でさらに高速化)
- シャフトドライブ4WD仕様で安定した走行性能
当時のGPバギーをオマージュした構成
- OS 10FP-B(K)エンジンをノーマル装備として搭載(決して速いとは言えなかった)
- 当時でも12や15エンジンに乗せ換えて2スピードミッションとチューンドマフラーを組み込み速くするカスタムが定番
- メインシャーシとアッパーデッキは放熱性の高いアルミ製
- ノーマルのシャーシ裏は皿ネジ加工がされていなかった
- オプション仕様の皿ビス加工済みメインシャーシに交換することが定番カスタム
耐久レース向けの設計
- 75ccの燃料タンク装備で長時間走行が可能
- チョークポンプ標準装備でエンジン始動が容易
- リコイルスターターははめ込み式のため、ラフに扱うとスターター本体が外れてしまうことも
- 耐久レース向けの設計思想で信頼性を重視
高度なサスペンション機構
- フロント:上下Aアームのダブルウィッシュボーン、当時のハチイチレーシングのようなナックル採用
- タイヤを外すことなくキャンバー角を変更できる先進的な設計
- リア:ロアAアーム+アッパーHアームのダブルウィッシュボーン
🔧 ぽすとそに工房での修理実績
修理難易度
★★★★★(非常に困難)
パーツも少なく、絶版で手に入りにくいため、修理が非常に困難です。
よくある故障・注意点
- エンジンの経年劣化(OS 10FP-B(K)は交換推奨、12や15エンジンへの換装が定番)
- リコイルスターターの脱落(はめ込み式のため、固定が甘くなることがある)
- アルミシャーシの経年劣化(皿ネジ加工なしの場合、ネジ山が潰れやすい)
- 燃料タンクの劣化(75cc容量、ゴム部品の経年劣化に注意)
- サスペンションナックルの摩耗(当時のハチイチレーシング風ナックル)
修理のポイント
- エンジンは12や15エンジンへの換装を検討(OS MAX-12TG、OS MAX-15CVなど)
- 2スピードミッション+チューンドマフラーの組み込みで性能向上
- オプション仕様の皿ビス加工済みメインシャーシへの交換を推奨
- リコイルスターターの固定状態を定期的にチェック
- 燃料タンクのゴム部品は早めの交換を
- サスペンションナックルの摩耗チェック、必要に応じて他機種のパーツで代用
その他の特徴
- 当時のGPブームを象徴する貴重な機種
- EPより速かった時代のGPツーリングカー
- オプションパーツ(2スピードミッション、皿ビス加工済みシャーシ等)の入手が困難
- 現存個体が少なく、コレクターズアイテムとしての価値が高い